子宮筋腫ってなに?不妊の原因とも言われている病気をしっかりと理解しよう

子宮筋腫ってどんな病気

妊活や不妊治療のワードと一緒に出てくることも多い子宮筋腫。
30代から40代の女性に多い病気として知られています。

子宮筋腫は、お産の時に使う子宮の筋肉から発生する良性腫瘍のこと。
良性の腫瘍だから、命の危険がある病気ではありません。

しかし、放置しておくと、10kgを超えるような大きな腫瘍になることもあります。
また、妊娠しにくくなったり流産しやすくなるので、妊活をしている方にとっては注視しておくべき病気なんです。
今回はそんな子宮筋腫について詳しく紹介します!

子宮筋腫ってどんなところにできるの?

子宮筋腫は子宮の中や外側にできたりと、さまざまな箇所にできます。

多く発症する箇所としては以下の通りです。

  • 筋層内筋腫
    筋肉の中で成長するため、筋腫がおおきくなると子宮の内側をおおっている子宮内膜が引き伸ばされます。生理痛や生理痛の出血が酷くなったり、下腹部を触るとしこりがあることも確認できるようになります。
  • 漿膜下筋腫
    筋腫が大きくなるまで症状が現れにくく、筋腫が子宮の外に向かって成長していきます。それにより、子宮よりも重い筋腫ができることも。
  • 粘膜下筋腫
    一番現れやすいと言われているのが、粘膜下筋腫。子宮の内側に大きくなり出血しやすくなります。このタイプは内宮に筋腫ができる為、妊娠もしにくくなります。

妊活をしている人にとって一番注目しなければならないのは、「粘膜下筋腫」。
発生割合は子宮筋腫の中でも15%~25%と低いですが、不妊検査で見つかることも多い筋腫です。

一体どういった症状が出るのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

粘膜下筋腫の症状

妊娠しづらくなると言われている子宮筋腫のなかでも、粘膜下筋腫は胎児ができる子宮の内側に筋腫が出来てしまいます。

子宮の内側に向かって発育するため、小さい筋腫でも出血が続くこともあるんです。
その為、生理中の出血が多い、不正出血があるなどの症状が見られます。

生理中の出血ではなく痛みが酷い場合は子宮内膜症の疑いもあるので、こちらの記事も併せて確認してみてください。
子宮内膜症の症状と治療方法を紹介

さらに、子宮の中で筋腫が大きくなることによって、腔の中に筋腫が出てくることもまれにあるそうです。
これを筋腫分娩と言い、不正出血が続いたり筋腫から子宮内に細菌が持ち込まれ、感染がおこって危険な状態になることも。

また、出血が多いことから、貧血状態に陥ることもあります。

  • 顔色が悪い
  • 立ちくらみがする
  • 動悸が激しい
  • 倦怠感を伴う

生理中の出血による貧血には、このような症状が見られます。

筋腫が大きくなると、膀胱や骨盤内の臓器を圧迫することも。
それにより、尿が近くなり、下腹部に圧迫感を感じたり、腰や下肢にしびれや痛みを感じることがあります。

子宮筋腫はどんな検査をするの?

病院にもよりますが、問診、内診、超音波検査を行うようです。
しかし、触診、エコー、がん検診、MRI(核磁気共鳴法)など、さまざまな検査を行った上で総合的な診断をされるそうです。

特に小さな筋腫の場合は、なかなか発見されにくいところとなります。
さらに、良性の筋腫とは違い、悪性の肉腫との鑑別の為にMRIを使うこともあるようです。
しかし、それだけで確定というわけではありません。

  • 触診・内診
    下腹部に手を当てて、しこりなどの炎症がないかを確認します。内診では筋腫を含めた子宮全体の状態(大きさやかたち)を調べます。
  • 超音波(エコー)
    ある程度の大きさであれば、この時点で簡単に子宮筋腫が発見されることも多いそうです。しかし、筋腫が大きい場合はお腹の方まで調べなければならないこともあるもよう。ここでは子宮筋腫の大きさ、数、位置、どんな筋腫なのか、卵巣の状態などを調べます。
  • MRI検査
    先程も述べたように、肉腫と鑑別する場合などに用いられます。超音波検査よりもはっきりとした画像で検査をすることができるので、他の病状と区別がつきにくい場合などでも使われます。

子宮筋腫の治療方法

子宮筋腫の治療方法は、できた箇所や数、大きさなどでも変わってきます。
さらに、子宮筋腫を治療することでどんなことに期待しているのかも重要になってくるようですよ。(妊娠や貧血の改善など)

子宮筋腫の一般的な治療法としては、手術療法が主流で、他には保存的治療を用いられることもあるそうです。

手術療法を選ぶにしても、子宮鏡下手術、腹腔鏡手術、開腹手術といった術法があります。
それぞれで入院期間や日数、費用も変わってくるので、自分に合った手術法を選びましょう。

保存的治療では、鎮痛剤や貧血への治療、点鼻薬や注射薬などを使って女性ホルモンの上昇を抑える治療、漢方薬なども使われるそうです。

子宮筋腫を知って自分に合う治療を

痛みが生じたり、逆に症状がなくいつの間にか何キロもの腫瘍を抱えていたりすることもある子宮筋腫。
妊娠にも影響がかかるだけに、しっかりと検査や治療を行っていきたいですよね。

子宮筋腫は女性ホルモンで発育してしまうのですが、今の医学ではその予防方法が解明できていません。
だからこそ、もし子宮筋腫の診断を受けてしまった時は、自分に合う治療法で上手く付き合っていかなければなりません。

もしかして…と子宮筋腫の疑いがある人はすぐに病院で診断を受けてくださいね。

その他不妊の原因はこちらにもまとめているのでチェックしてみてください◎
不妊の原因って何?妊活を始める前に知っておきたい不妊の症状

参照:春木レディースクリニック